約 1,780,297 件
https://w.atwiki.jp/shfarts/pages/337.html
ゴジラ対応エフェクト 東宝特撮超兵器 商品画像 情報 登場作品:平成ゴジラシリーズ 定価:2,415円 受注開始:2011年08月05日(金)16 00 受注締切:2011年10月03日(月)16 00 発送開始:2011年12月24日(土) 商品全長:約20~45mm(対G兵器)、約150㎜(熱線エフェクト) セット内容 スーパーXⅡ、93式自走高射メーサー砲×5、92式メーサービーム戦車×5、G-FORCE戦闘機×3、メーサー攻撃機×3、G-FORCE戦闘機、メーサー攻撃機固定用パーツ×6、スタンド固定用パーツ×2、熱線エフェクトパーツ(オレンジカラー)一式、専用ディスプレイスタンド(G-FORCEマーク入り、ゴジラシルエット入り) 機体概要 商品解説 熱線エフェクトはゴジラ初回特典とは色が異なる。 良い点 悪い点 不具合情報 関連商品 ゴジラ UX-02-93メカゴジラ UX-01-92ガルーダ&メカゴジラ対応エフェクト スペースゴジラ ゴジラジュニア キングギドラ ファイヤーラドン MOGERA リトルゴジラ&結晶体セット Godzilla Comic-Con Explosion ゴジラ(1964) ゴジラ(1964)出現Ver. コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/320.html
【L change the world after story】 血塗れの包丁 シャマルに支給。 Lがミッドチルダに来てから、初めて捜査協力した事件で使われた凶器。 犯人の女性が浮気をしていた恋人を刺した時のもので血が刀身全体に付着している。 菓子セット アグモンに支給。 Lが考え事をする時に重宝する菓子のセット。甘いものが大量にある。 【ウルトラマンメビウス×魔法少女リリカルなのは】 修行僧衣 武蔵坊弁慶に支給。 第14話においてウルトラマンレオことおゝとりゲンが着ていた墨染めの衣。 ナイトブレス シェルビー・M・ペンウッドに支給。 ウルトラマンヒカリに変身するための青いブレスレット。ブレスレット本体にはナイトブレードが収納されている。 ナイトブレードをナイトブレスに装填することでウルトラマンヒカリに変身することが可能。 ウルトラマンメビウスのメビウスブレスと合体することで、ウルトラマンメビウスはメビウスブレイブへとパワーアップすることが出来る。
https://w.atwiki.jp/zensize/pages/691.html
【作品名】キングコング対ゴジラ 【ジャンル】怪獣映画 【名前】大ダコ(キングコング対ゴジラ) 【属性】大きなタコ 【大きさ】30m 【長所】実物を使って撮影された 【短所】その後映画スタッフの腹に収まった 参戦 vol.1
https://w.atwiki.jp/gamekikuchimomoko/pages/39.html
ゴジラEXTRA PLAYING VERSION 機種:ファミコン分類:非売品オリジナル:ゴジラ(1988年) 配布 東宝動画 開発 コンパイル 配布数 100? 市場価格 不明 ☆ファミコン版「ゴジラ」の制作スタッフに配布された物。正確な数は不明。 ☆販売元の東宝動画や制作元のコンパイルのスタッフに配られたバージョンと、公募された一般プログラマーに配られたバージョンの2種類がある。 ☆製品版とは違う外箱がついている。外箱などでは「ゴジラ;EP」という表記がされている。 ☆ゲーム内容も製品版と変更があるようだ。またROMカセットがロックされておらず、簡単にケースを開けられる仕様になっている。 ☆かなりレアなソフトなようで、市場では見かけることがほぼない。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/316.html
【魔法少女リリカルなのはFINAL WARS】 蒼天の書 柊かがみに支給されたボーナス支給品。 リインフォースⅡ専用の魔導書型ストレージデバイスで、主に儀式系を含む多くの補助魔法が記されている。 全容量の半分程度をリインフォースⅡ個人では使用しない融合時用の魔法データが占めている。 トカレフTT-33 エリオ・モンディアルに支給。 全長194mm・重量858g・口径は7.62mm×25・最大装弾数8というソビエト連邦陸軍が1933年に制式採用した軍用自動拳銃。 本来必須なはずの安全装置すら省略した徹底単純化設計且つ生産性向上と撃発能力確保に徹した構造をしている。 さらに過酷な環境でも耐久性が高く、それに加えて弾丸の貫通力に優れている。 第二次世界大戦中~1950年代のソ連軍制式拳銃として広く用いられた拳銃であり、正確な総生産数は不明ながらコルト ガバメントと並んで『世界で最も多く生産された拳銃』と称される事もある。 FINAL WARS内ではラドンに襲われた町で半裸に豹柄のコートというギャングっぽい黒人風の男性が所持していた。 リインフォースⅡ 早乙女レイに支給。 時空管理局空曹長にして、はやてが創り出した人格型ユニゾンデバイス。身長約30センチで、長い銀髪を持った少女の姿をしている。魔導師(作中では主にヴォルケンリッター)とユニゾンすることで、その能力を飛躍的に向上させることができる。また、彼女自身もストレージデバイス「蒼天の書」を用いた戦闘が可能で、主に氷結系魔法を得意とする。 天真爛漫な性格で、語尾に「~です」とつけるのが特徴。また、「よく食べてよく寝る」とのこと。参加者には、鞄型移動寝室(通称「おでかけバッグ」)に収納された状態で支給されている。ちなみに、この時も眠っていた。 【なのは×終わクロ】 Ex-st 高町なのは(StS)に支給。 新庄・運切の武器。白い砲塔に似た杖型のストレージデバイス(という名の概念兵器)。 砲門を取り換えて多様な砲撃ができる。威力は使用者の意志に比例する設定となっており、望みさえすれば自壊する程の大威力も発揮できる。 1st-Gの賢石 ブレンヒルト・シルトに支給。 賢石とは概念を媒体に記録させた物で、所有者を変調させる事無く概念を付加、デバイスの燃料にもなる。 1st-Gの概念『文字には力を与える能がある』を媒体とした物なので、通常空間でも1st-Gの術式が使用可能となる。 板型概念展開装置 キース・レッドに支給。 周囲の空間に概念を展開する金属製カード(簡単に言えば一定区域に特殊能力を付け足すアイテム)で、これは「―――惑星は南を下とする。」という概念のもの。 発動すれば一定区域は南方が下、北方が上になる様に地面が垂直になる。発動時に前記の文章(概念条文という)が効果範囲内にいる者の脳裏に響く。 本来はこれが発動している空間と現実空間は出入り不能になる。 ただし本ロワでは出入り自由で効果エリアは半径100m・効果持続時間は10分とする。使用回数1回。 レークイヴェムゼンゼ ヴィヴィオに支給。 1st-Gの魔女ブレンヒルト・シルトのデバイス(概念兵器)。意思はある。 普段は待機形態で三日月型の飾りがついたチョーカー、他に戦闘用の大鎌形態と飛行用の箒形態がある。 冥界との境を開いて死者と話せたり、一時的に実体化させる機能がある(ここで呼び出せる死者は元々の1st-Gの住人+この地で死んだ者)。 録音機 ギンガ・ナカジマに支給。 記録用のメモリ式携帯録音機(バッテリー式)。本来の持ち主は佐山・御言。 【小話メドレー】 スモーカー大佐のジャケット 八神はやて(StS)に支給。 海軍本部所属のスモーカー大佐の着ているジャケット。 オプションとして大量の葉巻と先端に海楼石を仕込んだ七尺十手が付いている。
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/682.html
魔法少女リリカルなのはBR Stage04 虹の星剣 ◆19OIuwPQTE /09「星の輝き-ViVid-」 金居へと飛び掛かり、双剣を同時に振り下ろす。 掲げる様に持ち上げられたパーフェクトゼクターが、双剣の攻撃を阻む。 バク転するように跳びのき、突撃と同時にレヴァンティンを振り抜く。 金居は応じるようにパーフェクトゼクターで迎撃する。 それによりレヴァンティンとパーフェクトゼクターが鍔競り合う。 レヴァンティンからパーフェクトゼクターを通して、金居に稲妻が伝播する。手元の剣から伝わる雷撃に、金居の動きは鈍らざるを得ない。 そこへバルディッシュを槍のように突き出す。 金居は辛うじてそれを躱し、距離を取る。 パーフェクトゼクターを構える金居は、明らかに困惑の表情を見せていた。 なぜならヴィヴィオの剣筋は、金居にとって酷く見覚えがあるモノだったのだ。 「貴様、まさか……」 「あなたの戦い方、“覚えさせて”いただきました」 それもそのはず。 今のヴィヴィオの剣技は、双剣を使った自分の剣技そのものだったのだから。 それが常ならば、分は金居にあっただろう。 ヴィヴィオが使うのは自らの剣技であり、所詮は借り物。 その利点も欠点も、金居は熟知している。 その対処は容易に過ぎる。 だが、ヴィヴィオの持つデバイスがそれを覆していた。 ライオットブレードとなったバルディッシュ。 サンダーアームを受けたレヴァンティン。 この二機はその刀身に高圧電流を伴い、接触する度に金居に雷撃によるダメー ジを与えてくる。 ダメージ自体はたいした事はない。 だが、これにより金居は、ヴィヴィオの攻撃にまともな対処ができないでいた。 金居が剣を振り下ろす。 それを僅かに下がることで躱し、返すようにバルディッシュを振り下ろす。 返しからの切り上げで防がれる。 そこにレヴァンティンを突き出す。 回避と同時に右回転し、遠心力を加えた一撃が迫り来る。 マッハキャリバーで急加速し、前進することで回避する。 パーフェクトゼクターの一撃を受け止める事はしない。 金居のパーフェクトゼクターを使った攻撃は強力だ。 速度こそ双剣の時ほどはないものの、その威力はスバルのリボルバーナックル を、ただの一撃で大破寸前にまで追い込んだ事からも窺える。 故に、攻撃は常に私から。 もし受け手に回ってしまえば、戦いの形勢は逆転しかねない。 今の私の攻撃はライオットブレードとサンダーアームの効果により、接触する 度に相手に電撃を流し込む。 それにより、パーフェクトゼクターに力が乗る前にその攻撃をキャンセルする。 痺れを切らした金居が、バルディッシュによる一撃を左腕で直接受け止める。 高い切断力を誇るライオットブレードに、腕を半ばまで切り裂かれるが、それでも刃の侵攻は止まった。 バルディッシュから流れる高圧電流を耐え抜き、パーフェクトゼクターを大き く振り被る。 「バルディッシュ! レヴァンティン!」 『Load cartridge.』 『Schlange Form.』 バルディッシュがカートリッジをロードし、その魔力を受けたレヴァンティン がシュランゲフォルムへと変化して、パーフェクトゼクターを絡め取る。 サンダーアームの効果はまだ続いている。 パーフェクトゼクターを握る腕ごと拘束された金居は剣を手放す事が叶わず、 結果、両腕から高圧電流が流れ込む。 「ガア――――ッ!!」 金居は二重の雷撃によるダメージで動けない。 その絶対の隙にバルディッシュを引き抜き、金居の心臓へと突き出す。 だが――― 「言った筈だ! 俺を舐めるなとッ!!!」 「ッ―――! しまった!」 金居は雷撃に耐え、自らの腕に絡まったレヴァンティンを力の限り引っ張る。 私は堪らず体勢を崩し、レヴァンティンを手放してしまう。 そこへパーフェクトゼクターが降り抜かれる。 どうにかバルディッシュで防ぐも、バルディッシュがまたも弾き飛ばされる。 金居はレヴァンティンを振り解き、パーフェクトゼクターへとエネルギーを籠 め、今まさに止めの一撃を放たんとする。 そのパーフェクトゼクターの一撃は、壊れかけのリボルバーナックルでは、た とえ聖王の鎧越しでも防ぎきる事は出来ないだろう。 可能な限りの速さで体勢を立て直し、その一撃を回避する。 しかし、私が体勢を立て直すよりも早く、必殺の一撃が放たれた。 「死ねェッ!!!」 「ッ―――!!!」 稲妻の如く突き出された一撃。 体勢を崩した私では防ぐ事も避ける事も敵わない。 それでも諦めず、聖王の鎧に魔力を集中させようとした、 その時だった。 ふわりと、風に飛ばされてきたものがあった。 どこか見覚えのある、一枚の白い羽根が、一瞬だが金居の視界を遮った。 『Wing Road!』 その隙を見逃さず、マッハキャリバーが金居の一撃を迎撃した。 すぐにマッハキャリバーの狙いを看破し、その指示に従う。 『Calibur shot, left turn!』 ウィングロードで体を無理やりに回転させ体勢を立て直し、金居を蹴り飛ばす。 それによって、今度は金居が僅かに体勢を崩す。 『Shoot it!』 そこに渾身の力を籠め、スバルのリボルバーナックルを叩き込む。 金居はパーフェクトゼクターを盾に防ぐが、それでも十数メートルの距離を弾 き飛ばされる。 ――――それと同時に、右手からリボルバーナックルが壊れる音が聞こえた。 もともと壊れかけていたスバルのリボルバーナックルは、今の一撃で限界を超 え、ギンガの物と同じように大破してしまったのだ。 『……Thank you, and good bye. My best buddy.』 マッハキャリバーが別れを告げる。 それがどちらに対してのものか、などと考える意味はない。 だって彼女たちは、いつもずっと一緒だったのだから。 金居はまだ防御姿勢を崩していない。 おそらくこれが最後のチャンス。 金居に自分が知る限りでもっとも強力な拘束魔法を掛け、その体を固定する。 「レストリクトロック!」 「――――――ッ!?」 それでも金居を相手に拘束していられる時間は、僅か数秒。 ならその数秒の内に、私の最高の魔法を以って決着をつける! 「バルディッシュ!」 『Riot Zamber.』 すぐさまバルディッシュを回収し、カートリッジをロード。 バルディッシュをライオットザンバー・カラミティに変化させ、正眼に構える。 それと同時に、周囲の空間に虹色の輝きが次々に現れ、バルディッシュの刀身 へと集束してゆく。 星空から流星が落ちるように、それは集い、輝きを増していく。 その流星雨はまるで『星の光(スターライト)』 彼女の母と同じ、集束魔法特有の輝きだった。 金居に遠距離攻撃は効かない。 それはどれ程の威力のものであろうと変わりがない。 金居への攻撃は直接的なものか、ゼロ距離からのものに限定される。 故に攻撃の通用するゼロ距離へと肉薄し、 直接剣を叩き込む――― 「ッ――――!!」 だが金居は、もうすぐ全てのバインドを破ろうとしてた。 間にあわない。 このままでは振り抜く前に抜け出され、直撃を避けられてしまう。 かと言って、追加拘束は出来ない。 この魔法は制御が難しい。今は私自身の詠唱を必要とする魔法は使えない。 ――――ならばイチかバチか、金居の次撃に合わせて叩き込む! そう決意した直後だった。 緑色に輝く鎖が、金居を再び拘束したのだ。 「ヴィヴィオ! 今の内に!」 ユーノの言葉に頷き、大きく構えを落とす。 傍から見ればその体勢は、力を溜める肉食獣そのものだ。 刀身に集められた魔力が、臨界点へと達する。 ベースとなった魔法の名残か、虹色に輝く刀身に金色の雷光が迸る。 金居は必死で抜け出そうともがいている。 刀身に圧縮された魔力は、もはや暴発直前の様相だ。 マッハキャリバーのホイールが地面と摩擦し咆をあげる。 「行くよ、これが私の全力全開―――!」 ―――駆ける。 A.C.Sによる加速を得たマッハキャリバーが、彼我の距離を一瞬で零にする。 数秒と経たずに、金居の目前へと跳び上がる。 「スターライトザンバー―――!!」 その魔法(キセキ)の真名と共に、星の剣を振り上げる。 刀身が一際眩く輝き、昇り始めた太陽よりも強く、崩壊する世界を照らし出す。 交錯する視線。 ここに決まる勝者と敗者。 その差は、他者を利用し、自分だけを信じた者と。 他者を信じ、仲間との絆を紡いだ者との差だった。 「――――ブレイカー――――!!!!」 炸裂する虹の極光。 その輝きは、周囲の全てを飲み込み、長き戦いの終わりを告げる旭光となった。 体力は完全に底をついた。 マッハキャリバーは稼働限界を超えてスタンバイモードへと戻り、バルディッシュもアサルトフォームへと戻っている。 そして極光が炸裂した爆心地では、 金居が半壊したパーフェクトゼクターを支えに、再び立ち上がっていた。 ユーノさんが驚愕の声を上げる。 それも当然だろう。 あの一撃の直撃を受けて立ち上がれる者など、普通はいない。 しかも金居の胸にある大きな傷跡が、見る間に再生されていく。 ユーノさんはその事実に絶望感を顕わにする。 けど不思議と私は、危機感を感じなかった。 スバルのデイバックから、一枚のカードを取り出す。 それはジョーカーと書かれた一枚のトランプ。 このカードを取り出した理由は、自分でもよく解らない。 ただ、このカードが自分を使えと言っているように感じるのだ。 そしてそれは正しかったようで、金居は腹部のバンクルに手を当てた後、目に 見えて狼狽する。 それにどんな意味があったのか、私には分からないが、金居にとっては致命的 なことであるらしい。 ジョーカーのカードを片手に金居へと歩みよる。 「ア、アァアアアア――――!!!!」 追い詰められた金居が、パーフェクトゼクターを振り上げ斬りかかってくる。 だがパーフェクトゼクターは、聖王の鎧に阻まれるまでもなく、金居を拒絶す るかのように自壊した。 「………………ふん。 今回は、ここまでか」 それを目の当たりにした金居は、そう小さく呟いた。 ジョーカーのカードを押し当てる。 最後の武器を失った金居は、もう抵抗をしなかった。 ジョーカーは、彼の世界でケルベロスと呼ばれるカードと同じく、 金居――ギラファアンデッドを封印した。 /10「安らぎの場所に向かって」 クレーターの中央付近で、スペードのKと書かれたカードを拾う。 近くにはデイバックがあり、当然それも拾い、中身を確認する。 中にはハンドグレネードとRPG-7、天道さんの持っていた爆砕牙、それと先ほ ど拾ったトランプと同種の、ハートのAと3から10の9枚が入っていた。 ユーノ君の結界を出て行動しているのは、身体の調子を見る為と、私にも何か できる事がないかと、周囲を捜索していたのだ。 結果見つかったのは、金居が使っていた赤いレイピアと、仄かに魔力を感じる 青白く輝く鉱石。それとキングの物と思われるデイバックとカードだけだった。 今一ぱっとしない結果に、もう一度捜し回ってみようかとも考えたが、今はま だ無茶は出来ない。 もし探すのであれば、ユーノ君達と合流してからにする。 クレーターの外へと飛翔し、大きく息を吐く。 体の調子は悪くない。 まだあちこちが痛み、戦闘行動を執るのは難しいだろうけど、普通に移動する 分には問題ない。 問題があるとすれば――― 「レイジングハートは大丈夫?」 『自動修復可能範囲内ではありますが、時間がかかります。 現状、戦闘行動を行うのは厳しいでしょう』 「そっか。やっぱり……」 今戦闘を行えば、レイジングハートが壊れる危険があるという事だ。 この後にナンバーズが控えている今、レイジングハートと一緒に戦えないのは 非常に厳しい。 実家が古流武術の道場であるため、多少なら刀の心得もあるが、やはり自分は 魔導師なのだ。 自分の相棒が戦えないというのは、酷く心許ない。 その時だった。 何処からか、誰かの走る足音が聞こえた。 序で聞こえたのは、自分の名前を呼ぶ声だった。 「なのはママ!」 「なのは!」 「ヴィヴィオ! ユーノ君!」 声の方向へと振り返ってみれば、ヴィヴィオとユーノが走ってくる。 思わず体の痛みを忘れて駆けだした。 そしてある程度の距離まで近づくと、ヴィヴィオが跳び付いて来た。 それをしっかりと抱き止める。 「ただいま、なのはママ」 「お帰りなさい、ヴィヴィオ。 よく頑張ったね、えらいぞ」 「うん!」 お互いに抱きしめ合い、約束の言葉を交わす。 聖王になっても感情に飲まれる事なく、自分の意思で戦えたヴィヴィオを目一 杯褒める。 無事帰る事が出来たら、何かご褒美を上げなきゃいけないと思う。 「なのは、もう動いて大丈夫なの?」 「なんとかね。ユーノ君の方こそ、怪我してない?」 「ヴィヴィオのおかげで、なんとかね。 なのはが動けるんなら話が速い。 時間がないから手短に言うよ」 そう言うとユーノ君は座り込んで、自分のデイバックを目の前の地面に置いた。 私もユーノ君にならって座り込み、抱えていた三つのデイバックを地面に置く。 ヴィヴィオも同様に座り込んで、デイバックを地面に置いた。 それと同時にユーノ君が、ラウンドガーダー・エクステンドを発動する。 「ユーノ君、これは?」 「説明や作業の間、少しでも回復できるようにね。 大丈夫。僕は後方支援が基本になるからね。 戦闘ではなのは達ほどには魔力を消費しない。 て言うか、むしろこういう時こそ後方支援の出番だろ」 「それもそうだね」 そう言って思わず苦笑する。 そしてユーノ君は咳を一つ、真顔になって喋りはじめた。 「じゃあ始めるよ。 まず、全員の荷物を簡単に整理するんだ。 自分が持っておいた方がいいモノ、持っておきたいもの。 使える物や使えない物。全部だ」 「それはいいけど、一体なんで?」 そう聞くと、ユーノ君は一際真剣な声で言った。 「もうすぐ会場の大崩落が始まると思う」 「大崩落?」 「そう。この会場を維持していた核と言える部分が、既に機能していない。 今は余剰魔力でなんとか持ってるけど、それももうすぐ尽きる。 そうなったら、底の割れたバケツみたいに、一気に中の物が零れ出す。 つまり、この会場があっという間に崩落するんだ。 そうなる前に魔法陣で安全な場所まで転移する」 つまり、今は小康状態となっているが、会場に響いている振動や轟音は、この 世界の悲鳴の様なものなのか。 「よく分かったね、そんなこと」 「魔法陣を調べた時に、ついでにね」 「それで、安全な場所って? やっぱり、プレシア達のいた所?」 「いや、多分そっちには転移出来ない。 言っただろう、核がないって」 通常、転移魔法は使用者が目的の場所の座標を知らなければ、術者が望んだ場 所へは転移出来ない。 これは転移魔法を知る者なら誰でも知っている常識である。 当然、ユーノは勿論、なのはだって知っている。 そしてなのは達はプレシアのいた場所の座標を知らない。 ならば何故ここに来たのか。 それはここの転移魔法陣が“使用者の望んだ場所へと転移させる”機能を持っ ていたからだ。 そしてそれは、八神はやてが二度実践し、確かであると証明している。 一度目はヴィータの所へ、二度目はスバルの所へと。 そして当然、はやては二人の居場所――つまり座標など知らなかった。 ならば何故はやては望んだ場所へと転移出来たのか。 それはその魔法陣とこの会場、そして参加者に関係があった。 魔法陣があるエリアは【E-5】。つまり会場の中央に存在する。 そして会場の端と端はループしている。言い換えれば、端から端へ転移しているのだ。 この時点で魔法陣が会場のループに関係がある事は、容易に想像がつく。 そこから発展させれば、会場の構成そのものにもだ。 もし魔法陣が会場を構成する上で重要な機構であるならば、会場の中であるならばどこへ転移させるのも容易い事だろう。 なにしろ会場そのものだ。何処に何があるかなど、容易に把握できる。 後は使用者のイメージを受け取り、その人の望んだ場所、あるいは物の近くへと転移させればいいだけだ。 ユーノは魔法陣と会場を解析した際に、それらの仕組みを大凡ではあるが把握 したのだ。 魔法陣を維持するエネルギー源たる核が、同時にこの会場の核である事も。 そして既にその核が存在していない事も、また同時に。 もし核が健在であれば、そのエネルギーの流れを逆算して核の座標を割り出し、 そこに転移する事も可能だったかもしれないが、エネルギーの供給が断たれた 以上、それは不可能だ。 「じゃあどこに転移するの? この会場から出られないんじゃあ、何処に至って危険だよ」 その説明を大雑把に聞いた私は、目の前が真っ暗になるような感覚を覚えた。 「あるだろ、一つだけ。 衛星軌道上に上る事も可能で、次元跳躍も可能な空中戦艦が」 けどユーノ君は自身を持ってそう断言した。 それを聞いて私も、思い当たるモノが一つだけあった事に気づく。 「あ……そうか、“聖王のゆりかご”!」 「そう。ゆりかごなら、この会場の崩落にも耐えられるかもしれない。 もしかすれば、元の次元に帰る事だってね。 幸い、こっちには艦長役もいる事だし」 「へ……? それって、私のこと?」 いきなり話を振られたヴィヴィオが、困惑気味に聞き返してくる。 その様子を見て、私とユーノ君はクスクスと笑った。 「まあとにかく、そういう事だから」 「解った。でもなんで荷物の整理を? 時間がないならい出来る限り急いだ方がいいじゃないのかな」 「時間がないと行っても、別に一分一秒を争う訳じゃない。 時々、大きい振動が起こるから勘違いしやすいけどね。 この振動は、結界の核がなくなって、維持できなくなった部分。 つまり、ループ機能とかが壊れ始めているからだと思う」 それはつまり、先ほどまで繋がっていた空間が、いきなり断絶したという事。 いわば次元震に近いものなのだろう。 「それに転移が上手くいったとしても、“何が起こるか判らない”からね。 すぐに対処できるように、出来る限りの準備はしておくべきだ」 その言葉に頷く。 私達はこのデスゲームの開幕を始め、突発的な出来事に翻弄され続けている。 なら、今度だって何が起こるか判らないのだ。 「よし。これで多分大丈夫だと思う」 目の前には三つのまとめられたデイバック。 私達の手元にはそれぞれのデバイスや武器があった。 レイジングハートは現在、自動修復機能をフル稼働させてる。 当分は戦闘に出せない。 バルディッシュやレヴァンティン、マッハキャリバーはヴィヴィオが持ってる。 元々砲撃魔導師な上、まだダメージでまともに動けない私よりは、ヴィヴィオ の方が接近戦には適任だからだ。 ケリュケイオンは私が持っている。 最初はユーノ君に渡そうとしたんだけど、ユーノ君いわく、 「ケリュケイオンで使える補助魔法はもう覚えた。 アスクレピオスの補助があれば自力で使えるから、ケリュケイオンはなのは が使ってあげて」 との事。 ユーノ君はよく私を天才だって言うけど、ユーノ君だって十分凄いと思う。 ちなみにアスクレピオスは、私と合流する前にスバル達の遺品と一緒に拾った らしい。 蒼天の書はユーノ君が持っている。 ヴィヴィオは前衛だし、私では蒼天の書の魔法を使いこなせないからだ。 しかし、現在保有するデバイスの中で一番特異なのが、私の持つ紫紺色の宝玉 状態のデバイスだろう。 それはヴィヴィオに支給されたボーナス支給品で、十年前のレイジングハート と殆ど全く同じ形状の、色彩とAIだけが違うデバイスだった。 いつ、どこで、どうやって作られたのか。持ち主はいったい誰なのか。 ルシフェリオンと名乗った彼女は、自己紹介を済ませると黙りこんでしまって、 何も聞く事が出来なかった。 けど、力は貸してくれるようなので、レイジングハートの力を借りれない今は、 それだけでも有り難かった。 非常時用の武器は、刀の心得がある私が爆砕牙とデザートイーグルを、ユーノ 君は赤いレイピアを持っている。 ヴィヴィオは、いざとなれば素手でも平気、との事だ。 その他の道具は、私はスバルが身に着けていた指輪と天道さんが持っていた羽。 二人の形見に、と思ったのだ。 ヴィヴィオは壊れたデバイスと、キング達が変化した謎のトランプ。 ボーナスが支給された以上、死亡した事にはなっているのだろう。 ユーノ君が一番数が多くて、余ったデイバック二つに、それぞれ重火器と完全 に使い道のない道具を入れている。 道具の確認を終えたところでユーノ君が立ち上がり、デイバックを肩に担ぐ。 同様に私達も立ち上がり、自分の荷物を背負う。 「さあ、行こう」 その言葉に頷き、私たちは魔法陣の元へと移動した。 足元には淡く光る魔法陣。 その光は小さく明滅し、今にも消えそうだった。 この魔法陣が会場の維持に関係しているのなら、この魔法陣が消えた時にこの 会場も完全に崩壊するのだろう。 「みんな、準備はいい? だいぶ荒い転送になると思うから、気をつけて」 ユーノ君が魔法陣に手を当て、魔力を流し込みながら言った。 その言葉に私とヴィヴィオは頷く。 「僕が転送のサポートをするから、ヴィヴィオはゆりかごを強く思い浮かべて。 一度行った事のある君の方が、座標の特定がしやすいんだ」 その言葉に従い、ヴィヴィオはゆりかごを強くイメージした。 それと同時に、あの場所で死んだ、まだ幼かったフェイトを思い出した。 自分に、嫌いにならないで、と言った少女。 今の自分なら、彼女を助けられたのだろうかと考えて、首を振る。 助けられるかどうかじゃなくて、絶対に助けだすんだと。 会場の崩壊と共に罅割れていく空を見上げる。 もう二度と、あんな思いはしたくない。 そして同時に、誰にもさせたくないとも思う。 だから、全てを救う事は出来なくても、この手の届くところにいる人たちは、守って見せる。 そう心に誓う。 魔法陣の淡い魔力光が次第に強く輝き出す。 それはまるで、消える寸前の蝋燭の輝きのようだった。 「行くよ、みんな! しっかり掴まってて! 座標確認! 場所、聖王のゆりかご! 転送、開始―――!!」 その声の直後、魔法陣が一際強く輝き、光が私達三人を飲み込んだ―――― 【キング@魔法少女リリカルなのは マスカレード 封印確認】 【金居@魔法少女リリカルなのは マスカレード 封印確認】 【2日目 朝?】 【現在地 ?-? 聖王のゆりかごへ転移中】 【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】全身ダメージ(大)、魔力消費(中)、バリアジャケット(エクシードモード)展開中 【装備】ルシフェリオン(6/6)@魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE-THE BATTLE OF ACES-、{ケリュケイオン、レイジングハート・エクセリオン(6/6、中破)}@魔法少女リリカルなのはStrikerS、爆砕牙@魔法妖怪リリカル殺生丸、デザートイーグル(4/7)@オリジナル、{翠屋の制服、すずかのヘアバンド}@魔法少女リリカルなのは 【道具】支給品一式、カートリッジ詰め合わせ(残り20発)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、スバルの指環@コードギアス 反目のスバル、アンジールの羽根@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使 【思考】 基本:誰も犠牲にせず極力多数の仲間と脱出する。 1.聖王のゆりかごへ向かう。 2.ユーノとヴィヴィオと共に脱出する。 【備考】 ※ブラスター3を使用しました。何らかの後遺症が残っている可能性があります。 【ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】聖王モード、疲労(大)、魔力消費(小~中?)、ダメージ(小)、 肉体内部にダメージ(小)、騎士甲冑展開中、リンカーコア消失、強い決意 【装備】{バルディッシュ・アサルト(6/6)、レヴァンティン(3/3)、マッハキャリバー、レリック(刻印ナンバーⅦ、融合中)、St.ヒルデ魔法学院の制服}@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】支給品一式、{リボルバーナックル(右手用、大破)、リボルバーナックル(左手用、大破)、クロスミラージュ(破損)、フリードリヒの遺体(首輪無し)}@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ラウズカード(ジョーカー、ハートのA~K、スペードK、ダイアK、クラブのK、スペードKとダイアKのブランク、コモンブランク)@魔法少女リリカルなのは マスカレード 【思考】 基本:みんなの為にももう少しがんばってみる。 1. なのはママの様に強くなる。もう二度と暴走しない。 2. 聖王のゆりかごへ向かい、起動させる。 3. みんなと一緒に、生きて帰る。 【備考】 ※現在使用している魔力は、レリック(刻印ナンバーⅦ)によるものです。 ※スターライトザンバーブレイカーを習得しました。系統は集束砲撃魔法です。 【ユーノ・スクライア@L change the world after story】 【状態】全身に擦り傷、肩に切り傷、疲労(大)、魔力消費(大)、強い決意 【装備】{アスクレピオス、シルバーケープ}@魔法少女リリカルなのはStrikerS、蒼天の書@魔法少女リリカルなのはFINAL WARS、{バリアのマテリア、ジェネシスの剣@}魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使 【道具】支給品一式×2(食料有り)、支給品一式×2(食料無し)、ブレンヒルトの絵@なのは×終わクロ、双眼鏡@仮面ライダーリリカル龍騎、治療の神 ディアン・ケト@リリカル遊戯王GX、サイドバッシャー@魔法少女リリカルなのは マスカレード、キングと金居のデイバック(道具①②) 【道具①】RPG-7+各種弾頭(照明弾2/スモーク弾2)@ACE COMBAT04 THE OPERATION LYRICAL、ハンドグレネード×4@魔法少女リリカルなのはStrikerS、C4爆弾@NANOSING、クレイモア地雷×3@リリカル・パニック、バベルのハンマー@仮面ライダークウガA’s ~おかえり~、イカリクラッシャー@魔法少女リリカルなのはSTS OF HUNTER 【道具②】リンディの茶道具一式(お茶受けと角砂糖半分消費)@魔法少女リリカルなのは、砂糖1kg×5、ガオーブレス(ウィルナイフ無し)@フェレットゾンダー出現!、浴衣(帯びなし)、セロハンテープ、分解済みの首輪(矢車、ユーノ、ヴィヴィオ、フリードリヒ)、首輪について考えた書類 【思考】 基本:なのはの支えになる。 1.ここにいる全員を何としても支えて、脱出する。 2.聖王のゆりかごへ向かう。 3.ゆりかごに着いたら、今後の対策を考える。 4.ここから脱出したらブレンヒルトの手伝いをする。 【備考】 ※ケリュケイオン@魔法少女リリカルなのはStrikerSによって使用できる補助魔法を習得しました。アスクレピオスの補助があれば使用が可能です。 ※魔法陣は、この会場を構成する上での『要』である可能性があると推測しました。 【全体の備考】 ※【E-5 瓦礫の山】に中規模のクレーターが出来ました。 ※会場はもう間もなく崩壊します。 【カートリッジ詰め合わせ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 高町なのはに支給されたボーナス支給品。 名前通りの代物。 カートリッジ各種が、計30発入った箱。 【ルシフェリオン@魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE-THE BATTLE OF ACES-】 ヴィヴィオに支給されたボーナス支給品。 星光の殲滅者の所有デバイス。 性能は第二期(A's)のレイジングハート・エクセリオンと同程度。 性格は非常に無口と思われるが、詳細不明。 【スターライトザンバーブレイカー】 ヴィヴィオが戦いの中で習得した“集束砲撃魔法”。 なのはのスターライトブレイカーとフェイトのプラズマザンバーブレイカーを合体させたもの。 儀式魔法による雷のエネルギーではなく、周囲の空間の魔力をザンバーの刀身に集束し、強力な砲撃として一気に放出する攻撃魔法。 本来は定石道理に、“対象を拘束し、その後に砲撃する”のが基本である。 が、今回劇中で使用したのは、マッハキャリバーのA.C.Sを用いて高速突撃し、零距離砲撃を行う、“スターライトザンバーブレイカーA.C.S”である。 ちなみにイメージは某騎士王の聖剣。 Back 魔法少女リリカルなのはBR Stage03 紡がれる絆 時系列順で読む Next 魔法少女、これからも。(前編) 投下順で読む Next 魔法少女、これからも。(前編) 高町なのは(StS) Next 魔法少女、これからも。(前編) ユーノ・スクライア Next 魔法少女、これからも。(前編) ヴィヴィオ Next 魔法少女、これからも。(前編) キング GAME OVER 金居 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3521.html
先頭車両に降り立ったスバルとティアナは 当初の予定通り中央車両を目指していた。 新型ガジェットの激しい抵抗が二人の行き先を阻もうとする。 だが──── 「あくまで迎撃に徹するっていうんなら好都合だわ」 ティアナが軽く下唇をなめる。 「スバル、最大火力でぶっ放すからそれと同時に突入よ」 「OK! まかせてティア」 確かに敵のAMFは強力だが、 今のところ自分達が現在の交戦位置から進まないうちは積極的な攻勢に出てこない。 ならばAMFの効果範囲外からとびきり上等な一撃をご馳走して一気に片をつける。 ティアナの魔力が集中したクロスミラージュがガジェットに向けて極上の弾丸を放つ。 「ヴァリアブルシューーーーーーーーーーート!!」 多殻で構成された魔力弾がガジェットに襲い掛かり そのすぐ後ろをスバルが追う。 「行くよ! マッハキャリバー!!」 『Wing Road』 ウイングロードが形成され、スバルとヴァリアブルシュートは一直線にガジェットへと向かう。 光条がスバルを狙うが、ヴァリアブル・シュートに相殺される。 新型ガジェットの動作は速いが、その大きさ故にこの車両内では的同然だ。 ヴァリアブルシュートの回避に失敗して直撃を食らったガジェットの目の前に 右拳に魔力を集中させたスバルが姿を現す。 「いっけぇぇぇぇ! リボルバァァァァキャノン!!」 ヴァリアブル・シュートが直撃した箇所に拳を叩きつけるスバル。 普通に攻撃されたのならば、スバルの拳を持ってしても簡単に破壊できない装甲だろう。 だが直前に攻撃を受け、脆くなった箇所に直接打撃を食らえば いくら新型ガジェットといえど耐えられるわけは無い。 拳が内部に突き刺さり、ガジェットの機体が悲鳴を上げる。 苦し紛れのように右腕を振るうが、スバルはそれを素早くかわして背後に回ると さらにもう一撃、反対側から拳を叩き込む。 追い討ちの一撃が致命傷となったのか、沈黙するガジェット。 「やったねティア!」 「スバル、浮かれない。任務はまだ終わってないんだから」 はしゃぐスバルに釘をさすティアナ。 それにしても、とティアナは考える。 結果としてあっさりと倒すことが出来たが もしも考え無しに突撃して乱戦になっていたら正直危うい相手だったろう。 だが、まずは相手の能力と行動パターンを見極める。 それを実行できたことが早期のガジェット破壊に繋がった要因と言えた。 (敵がどういう行動をしてくるかを予測した指揮をする……) 頭にあったのは訓練での敗北後にジルグから聞いた言葉だった。 だが今、当の本人は…… ティアナは頭を振ってジルグの事を頭から消す。 なんにしてもまずは任務を無事に成功させなければ。 「行くわよスバル!」 「了解!」 一気に中央車両に向かう二人。 途中で散発的な抵抗を受けるが、先程の新型ガジェットではなく 今まで訓練で相手をしてきたタイプだ。 一気に蹴散らしながら中央車両へと雪崩れ込む。 「あたしたちのほうが速かったね」 「そうみたいね、でも……」 中央車両のレリックが置かれているであろう場所の前に二つの人影があった。 「新型、やられちゃったみたいだよ?チンク姉」 赤髪の少女が自分より背の低い銀髪隻眼の少女に話しかける。 「侵入時間を考えると予想より早いな、よほど高ランクの魔術士か」 それとも、と言葉を続ける。 「戦巧者か──」 「!!」 とっさに左右に跳ぶスバルとティアナ。 高速で接近した赤い髪の少女──ノーヴェの突きを間一髪でかわす。 「ッ早いッ!」 「スバル!右!!」 ティアナの言葉に反応し、反射的に後ろへ跳ぶスバルの目の前を通りすぎてゆくナイフ。 もし一瞬遅ければ…… スバルは背筋がゾクッとするのを感じる。 赤い髪の少女はスバルのマッハキャリバーに似た装備を身につけている。 恐らくはスバルと同じ近接格闘を得意とするタイプだろう。 銀髪の少女は投げナイフを使うようだが、さっきの赤髪の少女とのやり取りからすると 彼女より格上の存在なのだろうか? だとすれば個々の能力では敵わない可能性が高い。 再び背中を合わせ、スバルがティアナに問う。 「どうする?」 「厄介ね……」 ティアナの頭の中では彼我の戦力と自分達の勝算を上げるための計算が猛スピードで行われている。 戦闘スタイルの似たタイプのスバルをノーヴェに当てるか? 否、今のスバルではあの相手に一対一の勝負はリスクが大きすぎる。 それに銀髪の少女──チンクの能力もわからない状態で素直に分散して挑んでも おそらく勝率は限りなく低いだろう。 ならばどうするか……? 理想を言えば2人掛りで一人ずつ倒せればよい。 だが、目の前の相手が易々と乗ってくれるだろうか? いや、乗らせるしか自分達に勝ち目はない。 (スバル…) 念話で作戦をスバルに伝える。 (いや、でもそれってちょっと危なくない…? それになんか卑怯と言うか……) (こうでもしないとこの2人には勝てないわよ。 それに自分のプライドと任務の成功とどっちが大事なの) (うう……了解) 「さて、そろそろ来るか?」 チンクの挑発的な物言いを合図にスバルとティアナが動いた。 だが向かったのは見当違いの方向だ。 「!?」 スバルが車内においてある荷物を掴み、片端から天井の方に投げつける。 「行け!」 それはティアナのクロスミラージュから発射された魔力弾に当たり角度を変え、 チンクとノーヴェへと向かう。 「何をするかと思えば……」 つまらない手だ、そう言いたげなチンクの目の前に立ったノーヴェが 迫る荷物を叩き落そうとした。 「もういっちょ!」 「なに…?」 再びスバルは2人に何かを投げつける。 「小細工してんじゃねぇ!」 最初に投げられた荷物を叩き落したノーヴェがその『何か』も叩き落そうとする、が クロスミラージュにより打ち抜かれたそれ──消火器が爆発してチンクとノーヴェの視界を奪う。 「めくらましか!」 だが、チンクは冷静だ。 下手に動いて不意打ちなど食らっては笑えない。 予想通りノーヴェを狙う影が頭上に現れた。 「まずはその足を止めさせてもらうわ!!」 ティアナがノーヴェの足元を狙い、クロスミラージュを連射する。 「ハッ! 見え見えなんだよ!!」 足元に向かう魔力弾を避けると同時にノーヴェがティアナに向かって跳ぶ。 「!!」 驚愕の表情を見せるティアナ。 そしてノーヴェがティアナに拳を叩き込む。 ティアナはシューターであり近接格闘は苦手だ。 何とか攻撃をガードするも吹き飛ばされる。 「フン! つまらない手を使うから……」 そこまで言ったノーヴェが何か違和感を覚える。 相手がいくら体重が軽い少女と言っても今の手応えは軽すぎる。 まるであらかじめ食らうことを予想していたかのように…… ハッと下を見る。 ティアナに気を取られた数瞬の隙に ノーヴェの真下に魔力を拳に集中させて滑り込んだスバルが現れていた。 「一撃必倒……」 「やばっ!!」 「ディバイン……バスタァァァァァァァァァ!!」 激しい魔力の奔流がノーヴェを包み、中央車両の天井に大穴を明ける。 ディバインバスターを放ったスバルは 間一髪でチンクのナイフをかわして大きく転がりながら距離をとる。 「ティア!大丈夫!?」 「イタタ……あんまり大丈夫じゃないけどね…でも」 多少強がった笑みをスバルに向ける。 「来るとわかってればなんとか耐えられるものよ」 つまりあの驚きはティアナの演技である。 数瞬でも時間を稼ぐことで、なんとかノーヴェの油断を引き出したのであった。 もちろん被弾してくれれば足が止まるのでスバルの攻撃を より確実に当てることが出来たのだが… わかってても痛い思いをするのはごめん蒙りたかったがこの際仕方が無い。 ティアナは用心深くクロスミラージュを構え直し、煙幕の向こうの様子を伺う。 だが─── 2人の間に飛び込んでくる影。 最初と同じ様に横っ飛びに回避する。 「あっぶねー…意外とやるじゃん」 そこには消火器の粉末で少し顔と身体を煤けさせたノーヴェの姿があった。 「やっぱり小細工は小細工だったみたいね……」 「まぁそういうことだな」 落ち着き払った顔でチンクが応じる。 「いやぁ、でも結構危なかったぜ」とノーヴェがカラカラと笑う スバルがディバインバスターを放つ瞬間、 チンクはスバルに攻撃し、僅かながら体勢を崩した。 軌道がずれたディバインバスターを(それでも直撃コースに近かったが) ノーヴェは自身の固有能力である限定空戦能力を用い 無理やり自身の位置を動かすことで辛うじてディバインバスターの直撃を回避したのだった。 「さ~て、ここからどうしようかしら?」 外見こそ平静に保って見せているものの ティアナは内心で必死に戦力計算をしていた。 奇襲は一度行われればその効果は失われる。 そして自分達はその機を逃してしまった。 「なかなかやるな? 今度は正面勝負といこうじゃねーか!」 言いながらスバルに攻撃を仕掛けてくるノーヴェ。 「クッ!」 動揺を隠せないスバルだが、なんとかノーヴェの攻撃をブロックする。 「スバル!」 「お前の相手は私がしよう」 ティアナが身を翻すと同時に立っていた場所にナイフが突き刺さり、小爆発を起こす。 「この車両を壊してレリックを破壊するわけにいかない 手加減してやるからありがたく思いなさい」 そう言いながらも立て続けに飛んでくるナイフを ティアナは必死に至近距離で撃ち落とし、かわす。 だが、互いの力量の差は明白である。 みるみるうちに劣勢へと追いやられるスバルとティアナ。 さすがに列車を破壊してレリックを傷つけるわけにはいかないからだろう。 明らかに手加減をされているのがわかるが、 それでも劣勢は変わらず、むしろ悪化する。 「くっ、スバル! いったん下がるわよ!!」 「で、でも!」 「でもじゃない! 今のわたし達二人の手に負える相手じゃないわ!」 隙を見てスバルを引っ張り、ティアナは前の車両に身を隠した。 ひとつ前の車両に後退し、ギリっと奥歯を噛み締める。 「とにかく…なんとか断続的に牽制してあの2人を列車外に出さないように…… それでエリオやキャロ、なのはさん達が合流したところで一斉攻撃を仕掛けるしかないわ」 「くぅぅ……!」 スバルも頭が悪いわけではない、ティアナの言うことが正論だと言うのはわかっている。 だが、やはり『負けた』という感情は認めたくない。 相手の後退を見たチンクは少し感心したように呟いた。 「ただの猪かと思ったけど……結構冷静に状況分析が出来てるのね」 「つまんないな、あのまま向かってくればすぐ潰せたのに」 つまらなそうに呟き、スバルが空けた大穴の下で日光を浴びてブラブラと歩くノーヴェ。 おそらく相手は『あの』高町なのはやフェイト・T・ハラオウンの合流を待って 再びこちらに仕掛けてくるつもりだろう。 そうなると厄介だが、既に自分達を回収する為のガジェットはこちらに向かわせている。 先程の相手が牽制を仕掛けてくるかもしれないが 幸い後側の車両からの援軍はまだ来る気配が無い。 後方の車両内にいるガジェットをこちらに呼び寄せて相手をさせればよいだろう。 既に勝負は決まった。 チンクもノーヴェもレリックの奪取成功を確信していた。 ───だが チンクもノーヴェもまだ気づいていなかった。 中央車両の上空、輸送ヘリの足場に足を掛け 不敵な表情で二人を見下ろす赤い髪の死神の存在に…… 前へ 次へ
https://w.atwiki.jp/tmnanoha/pages/92.html
588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 22 59 56 ID W6o2sUXL なのはさんは組織に所属してることと、かつての事故で周りが大いに心配したことで、 “スタンドプレイのリスクを充分理解している”というのが俺の解釈。 本編描写のせいかも知れないけど、フェイトさんの心配に対する返事も、 自分のことよりも周りに迷惑をかけないことに主眼があるような気がした。 なので、士郎に対しても『いけないこと』だと言うことはあっても、 『間違った在り方』だと指摘することは無いような気がする。 589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 23 41 04 ID NlRrb7AA 588 間違った在り方、なんて直接は言わないだろうけどかなり士郎の行動に反発するだろうことは確かだと思う。 でも無意識の内にそんな人間もありかな、とか思っちゃったりして最終的には士郎の理想を愚弄するやつが いたりすると不快感を表しちゃうような。 でも自分は最後まで士郎の生き方に文句言ったりする。 要はツンデレ。 最終戦辺りで↓のようななのはさんのモノローグとかあったりすると個人的に燃えます。 (ちょっとそこだけ書いてみた) あの事故の日からだったか。自分の限界を自覚して、力をセーブするようになったのは。 幼い頃の自分は違った。 限界など知らず、ただ前だけを見据えて、自分の身体に傷が増えるたびに救える人が増えるのだと思っていた。 無茶を張り通せば救えぬものなど無いと盲目に信じていた、愚かな自分。 でもそんなのは間違いで。 自分が墜ちることでどれだけの人間を悲しませてしまうのか。 猪突猛進な振る舞いがどれだけの仲間を危機に追いやってしまうのか。 そんな、当たり前のことをようやく理解して―――そして、自分を省みる過程で、世の理不尽を受け入れることを覚えてしまった。 人の上に立ち、時に冷徹な判断をする必要のある戦技教導官としては正しい姿勢なんだろう。 事実、そんな風に振舞えるようにこれまで努力してきたつもりであり、それが間違っていたとは思わない。 それでも―――心のどこかで、そんな人間にはなりたくなかったのかもしれない。 ここにきて、ようやく理解した。 なぜあそこまで衛宮士郎に反発したのか。 力量を省みずに死地へ飛び込む無謀さでもなく、自らの価値を認めない異常さでもなく―――その理想が、あまりにも眩しかったからだ。 明確な悪なんてモノはいない。 この広い世界には幾多の願い、信念、誇りがあり、共有できない想いが時にぶつかり合い、価値を奪い合う。 誰か倒すことで皆が笑い合えるなんてことは滅多に無い。 そんなことは幼少の頃から理解している。 しかし、そんな現実を理解しながらも全てを救いたいと言った。 世界の理不尽を許容(我慢)できず、時に自分の無力に涙して、それでもあらゆるモノに救いを与える正義の味方になりたいと言った。 磨耗した未来の自分に理想の果てを見せ付けられても、決して理想を曲げぬと言い切った。 その歪さを認められなくて―――でも確かに、その在り方を心から綺麗だと感じたのだ。
https://w.atwiki.jp/shfiguarts/pages/692.html
ゴジラ対応エフェクト 東宝特撮超兵器 商品画像 情報 登場作品:平成ゴジラシリーズ 定価:2,415円 受注開始:2011年08月05日(金)16 00 受注締切:2011年10月03日(月)16 00 発送開始:2011年12月24日(土) 商品全長:約20~45mm(対G兵器)、約150㎜(熱線エフェクト) セット内容 スーパーXⅡ、93式自走高射メーサー砲×5、92式メーサービーム戦車×5、G-FORCE戦闘機×3、メーサー攻撃機×3、G-FORCE戦闘機、メーサー攻撃機固定用パーツ×6、スタンド固定用パーツ×2、熱線エフェクトパーツ(オレンジカラー)一式、専用ディスプレイスタンド(G-FORCEマーク入り、ゴジラシルエット入り) 機体概要 商品解説 熱線エフェクトはゴジラ初回特典とは色が異なる。 良い点 悪い点 不具合情報 関連商品 ゴジラ UX-02-93メカゴジラ UX-01-92ガルーダ&メカゴジラ対応エフェクト スペースゴジラ ゴジラジュニア キングギドラ ファイヤーラドン MOGERA リトルゴジラ&結晶体セット Godzilla Comic-Con Explosion ゴジラ(1964) コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/93.html
ディバインシューター マルチシュート/コントロールシュート 発射体であるディバインスフィアの複数生成・同時発射を行うマルチシュート。 ロックした相手に対する誘導飛行の性能…さらに発射後の術者による誘導制御・コントロールショットを得た、ディバインシューターの完成形である。 フォトンランサー マルチショット 連射性能と弾速に優れた、電光を伴う魔力弾を発射する魔法。固く圧縮された高密度な魔力は、まさに電光の槍とも言うべき破壊力を持つ。 発射体であるフォトンスフィアの同時複数生成・同時発射を行うマルチショット、さらに自分から離れた位置にスフィアを設置、 遠距離から発射するといった発射形態のバリエーションも見せている。 フラッシュインパクト フラッシュムーブによる高速移動からの打撃に圧縮魔力を乗せた、なのはのオリジナルの近接攻撃魔法。命中時に閃光を伴って炸裂する効果がある。 ラウンドシールド 魔力弾系攻撃に対して特に強靭な防御力を誇る、シールド系防御魔法。 双方とも、自動防御のプロテクションやディフェンサーでは相手の攻撃を防ぎきることはできないと見て、能動防御の魔法を選択したようである。 ライトニングバインド 空間に発生させた不可視の魔法陣(生成時のみ一瞬可視)に接触することで発動する、トラップ型の捕獲魔法。 対象をその場に固定し、電光を伴う捕獲輪で体の動きと移動を封じる。同時に、バインド発生点の周辺に発生する雷撃系魔法の威力を向上させる効果もある。 フォトンランサー・ファランクスシフト 連射型のフォトンスフィアを数十個生成、すべてのスフィアから同時一斉射撃を行う。絶大な威力を誇るが、その分制御は困難を極め、魔力消費も大きい。 レストリクトロック 空間に対してかける、範囲対象の捕獲魔法。発動から完成までの間に指定区域内から脱出できなかった対象をその場に固定し、捕獲輪で動きや移動を封じる。 動作停止以外の効果は持たないが、範囲内であれば複数の対象を同時に捕獲することも可能。 スターライトブレイカー ディバインバスターの発射形態バリエーション。 シーリングモードから放つ放射魔法で、魔法陣の中央に周辺空域から集めた魔力を集積、術者の魔力とともに全威力を一瞬で放射する。